- 2025年1月11日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:アンゴラ
- トピック:表現の自由
政府を批判して1年以上恣意的に収監されていた5人が釈放された。 ネツ・ナハラさん、アドルフォ・カンポスさん、ジルド・ダス・ルアスさん、タナイス・ニュートロさん、ペンサドールさんが自宅に戻り、家族と穏やかな時間を過ごせるようになったのは、喜ばしい限りだ。
釈放は大いに歓迎されるが、そもそも彼らは収監される理由はまったくなかった。表現と集会の自由の権利を行使しただけだ。今後は、収監中に故意に拒まれていた医療が速やかに提供されることが望まれる。
アンゴラ政府は、表現と集会の自由の権利をすべての市民に認め、恣意的な拘束と拷問に終止符を打たなければならない。5人の権利を侵害した責任が疑われる当局者は、早急にその責任を問われなければならない。
背景情報
2024年12月25日、ジョアン・ロウレンソ大統領は、ソーシャルメディアのインフルエンサーのアナ・ダ・シルバ・ミゲルさん(通称ネツ・ナハラ)、活動家のアドルフォ・カンポスさん、ヘルメネジルド・ビクター・ホセさん(ジルド・ダス・ルアス)、ギルソン・モレイラさん(タナイス・ニュートロ)、アブラアオ・ペドロ・サントスさん(ペンサドール)の恩赦を発表した。
2025年1月1日にナハラさんが、1月6日に残りの4人が釈放された。 2023年8月13日、ナハラさんは首都ルアンダの自宅からTikTokでロウレンソ大統領を批判するライブ動画を発信して、逮捕された。他の4人は翌月の16日、バイクタクシーの運転手と連帯した抗議デモを計画していたところ、首都ルアンダで警察に逮捕された。
5人のうちの何人かが、緊急手術やHIV治療薬を必要としたが、刑務所当局に緊急手術や日々のHIV治療薬投与を拒否された。
アムネスティは5人の釈放を求めて、署名、公開声明、イベントなどさまざまな活動を行い、家族や弁護人を通じて収監中の5人を支援した。ナハラさんについては、アムネスティ最大の人権イベント「ライティングマラソン」でも取り上げられた。
アムネスティ国際ニュース
2025年1月7日
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