- 2018年5月29日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:タイ
- トピック:
2014年5月にあった軍のクーデター以来、抗議デモや国への批判が制限されてきたが、軍の国家平和秩序評議会は、この制限を6月に撤廃すると約束している。軍は、この約束を必ず守るべきである。
過去4年、軍事政権は、市民を弾圧する複数の法律を恣意的に使って、表現・集会の自由の権利を行使する政敵や人権擁護活動家らを抑えつけてきた。
この制限は、あくまで一時的な対応だと見られてきたが、今も続いている。国家平和秩序評議会は、6月までにこの制限を撤廃するという約束をしているが、撤廃への動きはまったく不十分と言わざるをえない。6月の制限撤廃の約束を必ず果たすべきである。
また、抗議デモなどで逮捕・告発している数百人を即時かつ無条件に釈放するとともに、逮捕の根拠とした弾圧的な法律を廃止すべきだ。
アムネスティはタイ当局に対し、すべての人が平和的集会に自由に参加し、意見を言えるよう保障することを求めている。
アムネスティ国際ニュース
2018年5月22日
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