- 2017年12月14日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ケニア
- トピック:死刑廃止
最高裁は12月14日、絶対的法定刑としての死刑を違憲とする判断を示した。
ケニアでは、殺人罪あるいは武器を使った強盗罪で有罪になると、自動的に死刑となる。14年間収監されている2人の死刑囚が、この規定の廃止の申し立てを最高裁にしていた。
今後は、この2つを含むすべての犯罪の量刑を裁判官がその裁量で決めることになる。さらに、この画期的判断で、全面的な死刑廃止への道が開かれた。
関係当局は、死刑の全面廃止に向けた法手続きを速やかに開始すべきである。もし、その手続きが完了すれば、第106番目の死刑廃止国が誕生する。
アムネスティは、犯罪の性格・状況、有罪・無罪、犯罪者の特質、執行方法などに関わらず、いかなる状況でも、あらゆる死刑に反対する。
アムネスティ国際ニュース
2017年12月14日
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