- 2017年12月14日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:オーストラリア
- トピック:性的指向と性自認
オーストラリア連邦議会は12月7日、婚姻法改正法案を可決し、同性婚を合法化した。アムネスティはこの素晴らしい結果を祝福したい。
同性婚の合法化は、同国にとって待ちに待った歴史的瞬間だ。多くの人びとの懸命な努力、ゆるぎない意思、勇気の賜物だ。レスビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、クィア、インターセックス(LGBTQI)の人びと、コミュニティーグループ、活動家、支援者が同性婚の権利のために立ち上がり、声をあげ、たゆむことなく運動をすすめてきた。
一方で、議会での採決に先駆けて、同性婚合法化の賛否を問う拘束力のない住民投票が郵便を使って実施された。性を問わず婚姻の自由は人権であり、投票にかけるべきものではない。郵便調査の期間中、LGBTQIの人びとやその家族は、トラブルに巻き込まれたり、挑発を受けたりした。政府は、このような手続きを二度と踏むべきではない。
アムネスティ国際ニュース
2017年12月7日
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