- 2017年12月14日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:エジプト
- トピック:性的指向と性自認
カイロ裁判所は「乱行罪」で男性16人に実刑3年、執行猶予3年の判決を言い渡した。
この判決は、性的指向には関係なく誰もが平等な扱いを受ける権利を侵害する。
エジプトは、過去2カ月、同性愛者に対する前例のない大規模な摘発を進めてきた。
9月のマシュル・ライラのコンサートでレインボー・フラッグが掲げられたことがきっかけに、70人以上が性的指向を理由に拘束され、うち40人以上が実刑(6年以下)を受けた。拘束された人の多くは、当局が使ったおとりのデートアプリで摘発された。
さらに、国会議員60人以上が、同性愛を犯罪化する、極めて差別的な法案を提出する事態に発展している。
当局は、判決を直ちに破棄し、16人を無条件で釈放すべきである。
アムネスティ国際ニュース
2017年11月29日
関連ニュースリリース
- 2023年8月24日 [国際事務局発表ニュース]
エジプト:デモ参加者虐殺から10年 人権は悪化の一途 - 2022年10月 5日 [国際事務局発表ニュース]
エジプト:人権戦略導入から1年 深まる人権危機 - 2021年2月 2日 [国際事務局発表ニュース]
エジプト:過密で感染対策もずさんな刑務所 - 2020年8月26日 [国際事務局発表ニュース]
エジプト:性暴力被害を訴えて投獄されるSNSインフルエンサー - 2020年3月17日 [国際事務局発表ニュース]
エジプト:元議員 BBCにコメントして実刑