- 2017年12月 3日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:フィリピン
- トピック:
フィリピン・ドゥテルテ大統領は、警察から一度外した「麻薬掃討作戦」の任務を再び警察に戻すことを検討していると報道された。
先月10月、大統領は、麻薬取締局に薬物取り締まりの権限を集中し、警察など他の機関から摘発する権限を剥奪したばかりだった。
昨年の大統領就任以来、警察による薬物取り締まりは、数千人の超法規的処刑という最悪の人権侵害をもたらした。しかも、犠牲者の大多数は、貧困にあえぐ人びとだ。
一方で先月、麻薬取締局単独の作戦となってからは、殺害は減少していた。
同国がなすべきことは、自浄能力がない警察に取り締まり権限を戻すことではなく、人権と法の支配を尊重する薬物対策を実施することだ。また、これまでの数千件の殺人に対する責任を追求することだ。
アムネスティ国際ニュース
2017年11月23日
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