- 2017年4月 6日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:中国
- トピック:
中国当局による人権擁護活動家に対する容赦ない弾圧が続いている。直近では2014年の香港民主化運動の支持者2名が有罪となった。アムネスティは彼らを直ちに無条件で釈放するよう求めた。
広東省仏山市の裁判所は3月31日、女性の権利を擁護する活動家、蘇昌蘭(Su Changlan)さんに対して、「国家政権転覆扇動」罪で懲役3年の判決を下した。仲間の活動家、陳啟棠(Chen Qitang)さんにも、同じ罪状で懲役4年半を言い渡した。2人は、2014年10月の香港民主化運動を支援して拘束され、それ以来ずっと拘禁されてきた。判決前の拘禁期間は、今回の刑期の一部とみなされる。
この2年半、2人とその家族は、不当で違法な拘禁ですでに苦しんできた。自分の意見を主張しただけで長期間拘禁され、その上に有罪となった。これは厳しい非難に値する。
蘇昌蘭さんは、ソーシャルメディアやスカイプ、メールなどで中国共産党や政府を批判するメッセージを発信していた。検察は、起訴状の中で、こうしたオンラインでの批判を起訴理由に挙げた。
中国当局は、2014年9月から11月にかけて「雨傘運動」(香港民主化デモ)への支持を表明した活動家らに対する大規模な弾圧を実施し、少なくとも100人を拘束した。その中に、今回の2人も入っていた。王默(Wang Mo)さん、謝文飛(Xie Wenfei)さん、張聖雨(Zhang Shengyu)さん、孫峰(Sun Feng)さんの4人も拘束され、同じく「国家政権転覆扇動」の罪で4年から5年の実刑を受けた。
「すさまじい」拘禁状況
蘇昌蘭さんによれば、入っている拘禁施設は「すさまじい」場所だという。拘禁されている中国南部の拘禁施設は、約80平方メートルの監房に50人から70人が詰め込まれ、寝るのも幅わずか50センチあまりの場所しかなく、国際基準をはるかに下回っている。
彼女はこのような劣悪な環境に長期間、不当に拘禁され、体調を大きく崩した。弁護士によると治療を受けることもできないという。さらに、家族との面会も認められてこなかった。
アムネスティ国際ニュース
2017年3月31日
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