- 2016年3月 8日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ホンジュラス
- トピック:先住民族/少数民族
ホンジュラス先住民族協議会を立ち上げ、そのリーダーを務めてきたベルタ・カセレスさんが3月3日早朝、インティブカ県の県都ラ・エスペランサの自宅で、銃で殺害された。
先住民族のリーダー殺害は、ホンジュラスの人権擁護活動家や社会活動家が直面する現実の恐ろしさを見せつけた。
この卑劣な殺害は、起こるべくして起こった。カセレスさんは長年、先住民族の権利擁護の活動に取り組んできたが、その活動から手を引かせようとする嫌がらせや脅迫を、度々受けていた。
当局は、この凶悪な殺害の犯人を捕まえ、罪を問わなければならない。また、他の活動家を保護するためにも、強い決意で捜査と保護措置を取らなければならない。さもなければこの犯罪は、当局の責任となる。
これまでアムネスティは、アメリカ大陸で非常に弱い立場に置かれてきた人びとの権利を守るために、カセレスさんとともに活動してきた。そのカセレスさんが殺害された。この殺害がアムネスティを含む多くの人権団体や活動家に与える影響は、計り知れない。
アムネスティ国際ニュース
2016年3月3日
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