- 2016年2月12日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:メキシコ
- トピック:
メキシコは、失踪、拷問、殺害などの犯罪が日常茶飯事で、人権侵害大国となっている。その国を近々、フランシスコ・ローマ法王が訪問する。
メキシコを訪れることは、すなわち、南北アメリカ大陸で最大級の人権侵害の国に足を踏み入れることを意味する。
同国では近年、数万人が行方不明となり、拷問がはびこり、女性の殺害が増大している。一方で、警察はあまりに無力で、犯人を捕まえることもできないという現実がある。
アムネスティは教皇がその影響力で、ペニャ・ニエト政権に対し、この危機的な人権状況をもっと深刻に受け止め、本気で容疑者の逮捕・起訴・処罰を行うよう説くことを、求める。根深い人権問題の温床には、強い決意で具体的な取り組みを地道に進めていくしかない。
ローマ法王は、2月12日から18日までメキシコに滞在する。同国訪問は今回が初めてとなる。
アムネスティ国際ニュース
2016年2月9日
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