- 2015年11月24日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ナイジェリア
- トピック:
11月17日、ナイジェリア北東部のヨラ市で自爆行為があり、少なくとも32人が死亡し、180人以上が負傷した模様だ。一方、翌日にはカノ市の市場で女性2人による自爆攻撃があり、少なくとも14人が亡くなった。ボコ・ハラムは犯行声明を出していないが、目撃者、人権活動家などの証言から、ボコ・ハラムの襲撃方法や目標設定に符合するとアムネスティ・インターナショナルは考えている。
アムネスティは、ボコ・ハラムには無意味な殺害の停止を、ナイジェリア政府には北東部の市民の保護と治安の回復に向けたあらゆる法的措置の実施を、繰り返し要請する。そして、実行犯たちは、法の裁きを受けるべきである。
背景情報
アムネスティは、2009年以来ボコ・ハラムが犯した戦争犯罪や人道に対する罪の実態を調査し、報告書にまとめてきた。今年4月には、ナイジェリア北東部におけるボコ・ハラムの恐怖支配に関する報告書を出した。報告をまとめるにあたっては、377人(被害者や目撃者189人、地方役人22人、軍部筋22人、人権活動家102人など)に聞き取りを行い、ボコ・ハラムが犯した戦争犯罪もしくは人道に対する罪に相当する事実を確認した。
アムネスティ国際ニュース
2015年11月19日
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