- 2015年9月12日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ブラジル
- トピック:
9月8日、リオデジャネイロのスラム街で、警官とギャングによる銃撃戦があり、少年が巻き込まれて死亡した。これは警察の取り締まりがいかに無謀であるかを物語っており、早急にその手法に抜本的改革が必要だ。
リオデジャネイロの警察では、スラム街での取り締まりに、「まず撃て、聞くのは後」という手法がとられている。この手荒い手法は、多くの流血と悲劇を生んできた。
クリスチャンさん(13才)は、スラム街でサッカーをしていた。突然、警官たちと追跡中のギャング集団がなだれ込み、銃撃戦が始まって、その流れ弾がクリスチャンさんに当たった。即死だった。目撃者によると、警察はその後すぐに現場を片付けていたという。
この悲劇の事件を直ちに捜査し、加害者を裁くべきだ。この数年間、スラム街では多数の子どもや若者が犠牲になってきた。これ以上犠牲者を出さないためにも、クリスチャンさんの死を無駄に終わらせてはならない。
アムネスティ国際ニュース
2015年9月8日
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