- 2013年9月19日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:シリア
- トピック:
シリアのダマスカス近郊で起きた8月21日の攻撃における化学兵器使用疑惑に対し、調査にあたっていた国連調査団は9月16日、化学兵器が大規模に使用された確たる証拠があったと報告した。
アムネスティ・インターナショナルは、最も強い言葉で化学兵器の使用を非難する。化学兵器は国際的に禁止されており、その使用は戦争犯罪である。
国際法上の犯罪が日常的にシリアで起きている。今回の攻撃も他の違反行為もその罪を問われてこなかった。
アムネスティは、国連シリア独立調査委員会が直ちにシリアに入り、誰がこの攻撃を行ったか、その事実の調査ができるようにすることを、あらためて主張する。紛争の両当事者が犯した他の国際法上の罪についても同様である。
また国連安保理に対し、シリアの事態を国際刑事裁判所に付託すること、国境・戦線における人道支援目的の往来を認めるようシリア政府に強く求めること、この2点を要請する。紛争のすべての当事者は、必要とする人びとに支援が平等に行き渡るようにしなければならない。
アムネスティ国際ニュース
2013年9月17日
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