- 2013年4月 8日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:トルコ
- トピック:難民と移民
トルコ政府が600人にのぼるシリア難民を強制的にシリアに送還したという。これは難民の安全無視も甚だしい。
伝えられるところでは、強制送還された難民たちは、国境に近いシャンル・ウルファ州のアクチャカレ難民キャンプに収容された。他の難民も同様の扱いを受ける危険がある。
いかなる難民の送還も、国際法やトルコ自国の法律の明確な侵害であり、嘆かわしい行為である。
送還のきっかけは、キャンプでの激しい抗議だったという。
トルコ当局は今後、強制送還はしないことを確約し、伝えられる送還が発生した背景を十分に調査するべきだ。
当局はいかなる状況でも、シリア難民が迫害や重大な人権侵害を受ける危険性がある強制送還をしてはならない。
アムネスティ国際ニュース
2013年3月28日
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