- 2012年5月 2日
- 国・地域:カンボジア
- トピック:危機にある個人
4月31日、カンボジアの南西部コー・コン地方で、カンボジアの著名な環境活動家と軍警察官が射殺された。当局は、この事件を直ちに捜査しなければならない。
銃撃の間、他の軍職員が居合わせたことは明白である。しかしながら、事件の詳細はいまだ不透明だ。
チャット・ウッティは、不法森林伐採の率直な批判者であり、プレイ・ラング・ネットワークなど他の環境活動家の支援者だった。彼は以前から、活動に対する脅迫を受けていた。
「この衝撃的な事件は、ウッティと活動したことがあるすべての活動家に対する警鐘となることは間違いありません」と、アムネスティのカンボジア調査官ルパート・アボットは語った。
「当局は、何が起きたのかを速やかかつ適切に調査し、事件の説明責任を果たすべきです」
カンボジア・デイリー紙の二人の女性記者、カンボジア人のホーン・ボッファとカナダ人のオレシア・プロッキーは、ウッティが射殺された際、その現場にいた。二人とも当初は拘禁されたが、釈放されている。
「カンボジア当局は、取材中に起きたこの惨劇で拘束された2人の記者の安全を保障しなければなりません。この2人だけが、何が起きたかを知っているため、危険な目に遭う可能性があります」とアボットは語る。
ウッティは、「自然資源保護グループ(NRPG)」という、カンボジアの森林破壊に反対するキャンペーンを行うNGOの代表者だった。
アムネスティ国際配信ニュース
2012年4月26日
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