- 2011年5月17日
- 国・地域:ウガンダ
- トピック:性的指向と性自認
ウガンダ議会で13日に予定されていた、きわめて過酷な反同性愛法案の審議およびその投票は実施されないまま、議会は正式に解散された。
ウガンダの下院議員は、いくつかの該当条件により同性愛行為に死刑を科すことを可能にするこの法案の審議に入る予定であった。しかし、新しい法案の審議は行われず、金曜日に議会は解散された。
「私たちは、この反同性愛法案が本日可決されなかったことに、ほっとしています」とアムネスティ・インターナショナルのアフリカ部副部長ミシェル・カガリは語った。
「この法案は、ウガンダのLGBTの人びとがすでに直面している嫌がらせや恣意的な逮捕を含む、差別を制度化することになるでしょう」
2011年2月の総選挙を受け、ウガンダ議会の新しい議員たちは来週正式に就任する。新議会が始まれば、この法案は再び提出される可能性がある。
ウガンダ国内および、アムネスティを含む国際的な人権団体は、同性婚を挙げた者にも終身刑を科そうとするこの法案の否決を議会に働きかける運動を行ってきた。
アムネスティ発表国際ニュース
2011年5月13日
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