- 2011年2月 7日
- 国・地域:ジンバブエ
- トピック:性的指向と性自認
アムネスティ・インターナショナルは、ポルノ所持で告訴されていたレズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー(LGBT)の権利擁護活動家に対する無罪判決を歓迎する。
著名なNGO団体「ゲイズ・アンド・レズビアンズ・オブ・ジンバブエ(GALZ)」の事務員であるエレン・チャデマナは、2010年12月17日に首都ハラレの下級裁判所で無罪を言い渡された。
今回の告訴は、2010年5月にハラレのミルトン・パークにあるGALZ事務所で実施された武装警察官による手入れに引き続き行われた。エレン・チャデマナは、同僚のイグナシウス・ムハンビとともに逮捕され、ハラレ中央警察署に6日間拘禁された。二人は保釈されたものの、警察の捜査は続いていた。7月にイグナシウス・ムハンビは無罪の判決を受けた。
「エレン・チャデマナとGALZのメンバーたちは、ジンバブエのLGBTコミュニティの権利を守るために真正な活動をしているため、繰り返し嫌がらせを受けています。彼女が無罪放免になったことは喜ばしいことですが、私たちは引き続きジンバブエの人権擁護活動家に対する執拗な嫌がらせを止めるよう、統一政府と警察に要求していきます」とアムネスティのミシェル・カガリは述べた。
エレン・チャデマナは、この判決を嬉しく思うが、今は身の安全を懸念している、とアムネスティに語った。
この判決が下される前夜、警察はGALZの事務所を訪れ、警備員を逮捕すると脅し、事務所への立ち入りを要求していた。
「これは明らかに警察による脅迫行為であり、職権濫用です。警察は、すべてのLGBTの権利擁護活動家に対する嫌がらせを止め、彼らの保護と安全を確実にし、彼らの役割を認めなければなりません」とミシェル・カガリは述べた。
アムネスティ発表国際ニュース
2010年12月17日
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