- 2008年1月30日
- 国・地域:ケニア
- トピック:危機にある個人
アムネスティ・インターナショナルは本日、深刻な殺人予告を受け取った複数の人権擁護活動家の保護を要請する緊急行動を呼びかけた。
数人の著名な人権団体メンバーを含む男性6人、女性3人のグループは、匿名のSMS(携帯電話用ショートメッセージ)、電話、Eメールなどにより幾度も脅迫を受けている。彼らは現在、声明の発表を控える、引越しするなどの安全対策をしている。
脅迫には、彼らが部族に対する「裏切り者」だとの非難も含まれている。
この活動家たちは1人を除いてみなキクユの出身である。
脅迫を受けた人びとはみな、ケニアの最近の選挙において不正があったということ、警察や武装勢力(キクユ勢力を含む)による人権侵害が全国的に行われているという発言をしていた。
キクユのコミュニティで配布されている匿名で作成されたチラシには、さらに人権擁護活動家4人の名前が挙げられている。このチラシでは25人以上の名前が挙げられており、彼らを「平和に暮らす我々の中にいる裏切り者」として、殺されるべきだという無言の脅しをかけている。
アムネスティ・インターナショナルは、ケニア政府に同国の全ての人権擁護活動家の安全を確保し、彼らに対する脅迫について調査し、見つかった犯人を処罰するよう呼びかけた。
アムネスティ発表国際ニュース
2008年1月30日
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