- 2007年8月 9日
- 国・地域:イエメン
- トピック:死刑廃止
イエメンで8月11日に、未成年時犯罪者の死刑執行が予定されている。アムネスティ・インターナショナルは、これを中止するよう、イエメンのサレハ大統領に緊急要請した。また同時に、現在19歳となっているこの死刑囚のために、緊急行動を起こした。
ハフェズ・イブラヒムは現在、3日間の「執行猶予」状態だが、サレハ大統領が介入しなければ、これが終わる8月11日に処刑されることはほぼ間違いない。通常イエメンでは、死刑の執行は刑務所で行なわれる。死刑囚を地面にうつぶせに寝かせ、自動小銃で心臓を撃つ。
アムネスティはすべての死刑に反対しているが、とくに、ハフェズが犯行当時まだ18歳になっていなかったらしいことについて強い懸念を示す。さらに、裁判に重大な不正があったことについても憂慮している。
「私たちは、サレハ大統領がこの処刑について考えを変え、執行を停止するよう緊急に求めます。」とアムネスティ事務総長アイリーン・カーンは述べた。
「私たちは、イエメンが未成年時犯罪者に対する死刑の禁止を破る瀬戸際にいることについての国際社会の憂慮を、大統領が認識していることを知っています。死刑が執行されないよう、大統領が権限を発動することを私たちは心から願っています」
ハフェズの死刑執行は8月8日水曜日の予定だったが、国際社会からの訴えを受けて、大統領は3日間の猶予を命じた。
イエメンでは10年以上も未成年時犯罪者を処刑していない。だからこそアムネスティは、今回のハフェズの処刑を懸念している。イエメンは1994年に、犯行時18歳未満の人に死刑を言い渡すことを禁止した(刑法第31条、1994年法律第12号)。
背景ハフェズ・イブラヒムは、2000年8月3日にタイッズ県で、ケンカの末にイエメン人男性サディク・アリ・イスマイルを殺害したとして有罪となった。
AI Index: MDE 31/011/2007
2007年8月9日
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