- 2006年11月22日
- 国・地域:スーダン
- トピック:地域紛争
スーダン政府は、アジスアベバにおけるアフリカ連合、国連、安全保障理事会理事国代表らとの会合の中で、国連とアフリカ連合の平和維持部隊によるダルフールの「混合オペレーション」に「原則」合意した。
昨日の会合の後で発表されたコミュニケによると、「混合オペレーションは原則合意されたが、部隊の規模については未決定である・・・平和維持部隊の大部分はアフリカ諸国によって構成され・・・国連が補強し、指揮系統と監督は国連が提供する」
アムネスティ・インターナショナルは本日、この新たな提案の進展に関わるすべての当事国に、効果的な住民の保護がダルフールにおける平和維持活動の中心に据えられることを確実にするよう要請した。
この1週間の間にジャンジャウィド民兵がダルフール全域において住民に対する襲撃を実行し、住民保護の必要性はより明らかになっている。ダルフールの住民は、ずっと続いている深刻な人権侵害から彼らを守る、効果的な平和維持活動を緊急に必要としている。
ダルフールの住民は、現在駐留しているアフリカ連合のダルフール派遣団(AMIS)が住民を保護できていないため、すでにAMISを信頼していない。信頼の欠如を解決する必要がある。
実効的な平和維持部隊には、十分な人的・物的資源とダルフールにおける住民保護という明確な責務が必要とされる。加えて、スーダン政府は平和維持部隊の責務の実行にたいして、十分に責任を負わなくてはならない。
さらに、混合部隊の説明責任は、国連とアフリカ連合の部隊間で明瞭に確定され透明性の高い指揮監督の体制によって保証されなければならない。
アムネスティ国際ニュース
(2006年11月17日)
AI Index: AFR54/077/2006
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