アムネスティ日本のユース・ネットワークのメンバーが、2024年11月9日、10日に開催された「子どもの権利条約フォーラム2024 in 東京」の分科会で、ワークショップ「イラストとゲームで、知ろうよ!学ぼうよ!言葉にしようよ!世界人権宣言と子どもの権利」に参加し、スタッフとして運営やファシリテーターなどを担当しました。
このワークショップは、アムネスティ日本の人権教育チームが作成したもので、気球での旅を通して世界各国をめぐり、それぞれの国で生じる人権問題を解決するために必要な権利を考えていく、という内容です。主に、小中学生を対象に、イラストを通じて「世界人権宣言」の条文への理解が自然と深まることを狙いとしています。当日は約15名がワークショップに参加してくださり、皆さん、基本的人権の重要性や自分のお気に入りの権利を発見し、子どもの権利に対する関心を深めていました。
参加したユースメンバーの声
- 子どもの権利条約フォーラムを通じて、子どもの権利条約と世界人権宣言を結び付けて深く考えることができました。貴重な経験ができました。ワークショップの内容作りから携わったり、司会進行を務めたりと、もっとできることを増やしていきたいです。
- 子どもの権利条約や世界人権宣言について、参加者の皆さんにより深く知ってもらえたかなと思います!自身でもより深く知ることができ、とてもいい経験になりました。これからもワークショップの主催やボランティアをたくさんしていきたいです!
- 子どもの権利について、いろいろな意見や感想が聞けて良かった。また、さまざまな視点から権利を考えることができた。
ユース・ネットワークのメンバーは、「子ども」から「大人」への移り変わりを近い将来、あるいは、今まさに経験しています。そんな私たちは子どもの権利についてもっと勉強をして、権利を訴えかけていく必要があると感じました。また、今回は、人権教育チームとコラボした企画でしたが、次はユース・ネットワーク主催の企画として、子どもの権利について考えるワークショップができればと考えています。
「子どもの権利条約フォーラム」とは?
1989年の国連総会で採択された、子どもの基本的人権を国際的に保障するために定められた条約の普及と、子どもの権利について関心を寄せる人々の意見交換、出会い、交流の場として、1993年以降、毎年11月20日の「世界こどもの日」(子どもの権利条約が採択された日)の前後に、全国各地で延べ31回開催されてきました。そして今年2024年は、国連による「子どもの権利宣言(ジュネーブ宣言)」採択から100年、子どもの権利条約採択から35年、そして日本がこの条約を批准してから30年という記念の年です。そのような節目の年だからこそ、今年は改めて子どもの権利について、子ども自身や大人はもちろんのこと、政策決定者や市民団体、教育関係者やメディアも含め、広く社会全体に向けて理解促進のための場として開催されました。
メンバー募集!ユースネットワーク
ユース・ネットワークは、現在、一緒に活動するメンバーを大募集中です。24歳以下の方で、興味がある方は、まずはLINE公式アカウントで友達になって、ユースチーム興味あります!とお声かけください。公式LINEではユースを対象としたイベント情報、ボランティア募集、活動報告を配信しています。ユースの活動を一緒に盛り上げてくださる方とお会いできることを、メンバー一同、心待ちにしています。
開催日 | 2024年11月10日(日) |
場所 | 立教大学 池袋キャンパス |
企画主催、協力 | 公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 人権教育チーム、ユース・ネットワーク |