2024年、アムネスティ・インターナショナル日本(アムネスティ日本)において、ユース中心の組織「ユースフォーラム」が新しく設立されました。その「ユースフォーラム」のメンバーが集まり、協議を重ね、アムネスティ日本の理事会に対し、2025年度の日本のユース代表を選出する選考基準に関する提言書を提出しました。
「ユースフォーラム」とは?
ユースメンバーで構成された、アムネスティ日本のガバナンスについて考える組織です。これまでユースが主体となって活動するグループはありましたが、 ユースの中から出た意⾒を理事会や総会の議論に反映させる仕組みがありませんでした。
「ユースフォーラム」は、ユース主体のユースのための議論・交流の場であり、ユースの意⾒を⽇本⽀部に反映させることを⽬的としてつくられました。主にアムネスティのグロ-バル規約について話し合い、グロ-バル会議(※1)や、地域フォーラム(※2)内で、アムネスティ日本のユースとして意見を述べる際の意見形成を行っています。
※1 グロ-バル会議:アムネスティ・インターナショナルの最高意思決定機関。年に1度開催される。
※2 地域フォーラム:グローバル会議の準備会合。アフリカ、米国、ヨーロッパ、中央アジア・アジアパシフィック、中東・北アフリカの5つの地域の問題を深く議論し、地域の視点から世界の問題を議論する会議。
→どちらの会議も支部間での交流が行われており、グローバルな視点での人権問題への取り組みを加速させるとともに、各国のアムネスティがバラバラになることなく一丸となって人権問題に取り組むために、大変重要な役割を担っている。
提言書提出の背景
アムネスティ日本では2024年11月〜2025年1月にかけて、ユース代表の立候補者を募り、選考を経て、1名を決定します。その際の、選考条件や選考基準について、日本のユースの意見を反映させようという試みから、今回の提言書の提出に至りました。
「ユースフォーラム」では、提言書提出の数カ月前からグローバル会議・地域フォーラムについてや昨年の会議の議題について勉強会・討論会を行い、それらを通して理解を深め、議論する力を養いながら、今回の提言書を完成させました。
ユース代表に選出されたメンバーは、グロ-バル会議や地域フォーラムにアムネスティ日本のユース代表として参加します。昨年のグローバル会議では、会議に派遣されるメンバー3人のうち、1人はユースを派遣することが決まりました。
「ユースフォーラム」の今後の活動
今後、ユース代表が決定されるまでは、「ユースフォーラム」内での交流会や勉強会を通して、議論する力や、相手に思いを伝える力を養うとともに、英語での議論にも挑戦し、国際的な会議に向けての練習や、国際交流を促進するための土台を築いていきます。そして、代表選出後には、グローバル会議の議題についてのStudy Groupを創設し、2026年度以降の議題について議論をする予定です。
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