2012年11月と12月、「医療と教育の保障なき子どもたち~日本に暮らす外国籍の母親の声~」と題し、連続セミナーが行われました。
このイベントに協力した、アムネスティ日本 子どもネットワークチームから、イベント報告が届きました!
第1回セミナー:「フィリピン移民一家の物語」
11月17日、あいにくのお天気でしたが、40名程度の来場者をお迎えすることができました。
まず初めに、非正規滞在者の方々をとりまく現状について導入があり、日本チェルノブイリ連帯基金の国井看護師のお話や非正規滞在者のご家族に関する調査報告により、具体的なデータやエピソードの紹介がありました。
つづいて、セミナーのメインであるフィリピン人のお母さんのお話を聞きました。
在留特別許可を得るまでどのような気持ちで日々を過ごしてらっしゃったかなど、当事者の方のお話を直接聞くことにより、子どもの人権の問題をみんながより共感できる問題として捉えることができたかと思います。
第2回セミナー:「ビルマ難民一家の物語」
第2回のセミナー
12月15日、小雨模様にもかかわらず、40人ほどの来場者をお迎えすることができました。
この日は冒頭で、ビルマ/ミャンマーの用語についての解説から始まったところに、この地域の特殊事情の一端がうかがわれました。
前半は、ビルマ人ご夫婦にに、難民申請中のお二人の視点からお話をしていただきました。
最初の、5歳の息子さんのごあいさつで、会場の雰囲気は柔らかくなり、この日は重いテーマにもかかわらずずっとそのまま和やかな雰囲気が続きました。
後半は、日本の中学に通うビルマ人2世の女の子の、子どもの側からの目で見たお話でした。
まだ来日して2年に満たないにもかかわらず見事な日本語で、 ビルマと日本の学校生活の違いなど、紹介してくださいました。
開催日 | 第1回:11月17日(土)/第2回:12月17日(土) |
開催場所 | 上智大学 四谷キャンパス |
主催 | 上智大学グローバル・コンサーン研究所 |
協力 |
アムネスティ日本 子どもネットワークチーム ASIAN PEOPLE’S FRIENDSHIP SOCIETY(A.P.F.S.) 在日ビルマ市民労働組合 |
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