- 最新情報:
- 2018年12月 7日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月27日 (更新情報)
- 2018年8月13日
- 国名:
- バングラデシュ
- 対象者:
- シャヒダル・アラム(男性)
- 期限:
- 2019年1月 7日
- 配信日:
- 2018年8月13日
- UA No:
- 146/2018
国際的な写真家で社会活動にも熱心なシャヒダル・アラムさんが8月5日、アルジャジーラのインタビューに答えたことにからみ、逮捕された。学生の抗議デモについてコメントしただけだが、情報通信技術法違反に問われている。
大学前のバス停にいた学生の一団にバスが突っ込み、2人が死亡し、13人が負傷した。この事故をきっかけに大通りの安全を求めるデモ行動が発生した。デモに参加した学生たちは、概ね秩序を守っていたが、警察は催涙ガスやゴム弾などの過剰な武力で対抗した。その結果、学生200人以上が負傷した。
アラムさんは、この学生の抗議行動に関心を持ち、その様子を動画に撮り、フェイスブックにライブ配信をしていた。今回のアルジャジーラの取材には、抗議デモに対する政府の強硬な姿勢を批判するコメントを出した。
言論の自由の権利を行使したに過ぎないアラムさんの逮捕は不当であり、当局は、即時、無条件で釈放するべきだ。ところが、逮捕の翌日には、7日間の勾留が決まった。その後、拘置所から出廷したアラムさんは、自身で歩くことができなかった。勾留中に暴行を受けた可能性があった。バングラデシュでは、勾留中に拷問など非人道的な扱いを受けて死亡することがある。
情報通信技術法第57条に違反すると、7年から14年の実刑判決を受ける。国際法基準に反するこの法令は、反体制派の弾圧にしばしば用いられている。
アラムさんは、表現の自由を合法的に行使しただけで拘束されている「良心の囚人」であり、即時・無条件に釈放されるべきだ。
- 最新情報:
- 2018年12月 7日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月27日 (更新情報)
- 2018年8月13日
- 国名:
- バングラデシュ
- 対象者:
- シャヒダル・アラム(男性)
- 期限:
- 2019年1月 7日
- 配信日:
- 2018年9月27日
- UA No:
- 146/2018
世界的に知られる写真家で社会活動も活発なシャビダル・アラムさんは、表現の自由の権利を行使しただけで起訴された「良心の囚人」だ。もし有罪なら、最高14年の刑を受ける。アラムさんは、保釈請求をしたが、9月11日、却下された。
アラムさんは、フェイスブックに政府批判の記事を載せたこと、さらに直接的には、7月末の学生デモを支持する発言をメディアでしたことで、情報通信技術法違反に問われ、1か月以上、勾留されてきた。
7月末のデモのきっかけは、学生2人が、バスに轢かれて死亡するという事故だった。この事故を受けて、学生たちが、交通安全を求めるデモを決行した。学生たちは、当局から激しい弾圧を受けた。
アラムさんは、アルジャジーラの英語チャンネルで、デモに高圧的な政府を批判した。その数時間後、逮捕令状もなしに警察に連行された。
情報通信技術法は、「国家の尊厳や治安の騒乱」や「国家像の毀損」などと表現が曖昧なため、治安当局の裁量を拡大させ、国の政策に意見をいうだけでも逮捕される事態が発生してきた。7月末から2週間弱の間に、17人の逮捕者を出した。その一人が、アラムさんだった。また、治安当局のデモ対応も粗暴になった。情報通信技術法違反で有罪になると、7年以上14年以下の実刑を受ける。容疑の根拠は、フェイスブックの発言ではなく、メディアでの批判だった。
アラムさんは表現の自由を行使したに過ぎず、良心の囚人であるとみなしている。
- 最新情報:
- 2018年12月 7日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2018年9月27日 (更新情報)
- 2018年8月13日
- 国名:
- バングラデシュ
- 対象者:
- シャヒダル・アラム(男性)
- 期限:
- 2019年1月 7日
- 配信日:
- 2018年12月 7日
- UA No:
- 146/2018
写真家で社会活動にもかかわるシャビタル・アラムさんが11月20日、100日以上の勾留を経てようやく釈放された。アラムさんは8月、アルジャジーラ(アラビア語のニュース放送)のインタビューでの発言がもとで逮捕され、拘束されてきた。
アラムさんがアルジャジーラのインタビューで語ったのは、当局が学生のデモに対して過剰に対応したことへの批判だった。7月にあった学生のデモは、別の学生2人がバスに轢かれて死亡したことを受けて、歩行者の安全を求めたものだったが、当局は、このデモを過剰な力で押さえ込んだ。
アラムさんは、表現の自由を行使しただけで逮捕され、勾留されていた。容疑は、情報伝達技術法違反だが、起訴されていれば最高14年の刑を受ける。しかし、高等裁判所に、無期限の保釈を認められ、釈放された。今後、裁判所の命令なしでは拘束されることはない。
アラムさんは、自分の釈放に向けた支援活動をしたアムネスティの会員やサポーターに感謝して、次のように語った。「みなさんの支援をいただけたのは、本当によかった。みなさんが当局に圧力をかけてくれたから、釈放されたのだから」
シャビタル・アラムに関わるUAはこれで終了します。要請文を送ってくださったみなさま、ありがとうございました。