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- 最新情報:
- 2016年8月25日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年8月15日
- 国名:
- シリア
- 対象者:
- ギーナ・アハマド・ワディ(女性)
- 期限:
- 2016年9月25日
- 配信日:
- 2016年8月15日
- UA No:
- 190/2016
10歳の少女、ギーナ・アハマド・ワディさんは、8月2日、ダマスカスの西にある町マダヤのシリア政府検問所で狙撃手に脚を撃たれた。町は、昨年7月以降、シリア政府軍が包囲している地域である。ワディさんは、ダマスカスかレバノンの病院での緊急手術が必要だったが、軍の包囲で移動ができていない。
近親者の一人がアムネスティ・インターナショナルに語ったところによると、ギーナさんと8歳の妹が8月2日、母親の薬を買いに行く途中、ダマスカスの西にある町マダヤのシリア政府軍とヒズボラ戦闘員の支配する検問所で負傷した。ギーナさんは狙撃手に左の腿を撃たれ、複雑骨折を起こし、神経が切断された。妹もまた負傷した。
2015年7月から続いているシリア政府のマダヤ包囲で、医療及び人道支援が得られず、民間人は政府の検問所外へ移動することができなかった。野戦病院の医師によると、ギーナさんは緊急の手術を必要としている。しかし、政府の包囲網で、病院には専門の外科医がおらず、薬品と医療機器が不足しているため、手術ができない。ギーナさんは、モルヒネなどの鎮痛剤を与えられているだけだ。それは10分から15分間、痛みを緩和するにすぎない。薬が切れると、激しい痛みに襲われる。
ギーナさんの家族は、先週末、シリア政府に対し、人道機関がダマスカスかレバノンの病院に彼女を移動する許可を求めた。しかし今までのところ、認可されていない。
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追加情報
ダマスカスの西に隣接する町、マダヤとブケインの住民は、2015年7月以降、シリア政府軍とその同盟軍による包囲下にある。民間人が、2つの町から外へ出ることは禁じられており、人道および医療支援を求めることは、制限されている。およそ4万人の人々が、2つの町に閉じ込められ、救命必需品や緊急医療へのアクセスが制限されている。国連人道問題調整事務所は、2016年5月、およそ60万のシリア人が、国内の包囲された18の地域に閉じ込められていると報告した。この中には、ダマスカス近郷やホムスなど様々な地域で、シリア政府に包囲されている452,700人が含まれる。
- 最新情報:
- 2016年8月25日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2016年8月15日
- 国名:
- シリア
- 対象者:
- ギーナ・アハマド・ワディ(女性)
- 期限:
- 2016年9月25日
- 配信日:
- 2016年8月25日
- UA No:
- 190/2016
8月2日、シリア政府の検問所で狙撃手に撃たれ重傷を負った10才の少女、ギーナ・アハマド・ワディさんは、必要な緊急手術を受けるため、ダマスカスへ無事避難した。
シリアの10歳の少女、ギーナ・アハマド・ワディさんは、8月2日、ヒズボラの戦闘員と協力関係にあるシリア政府軍に包囲された、ダマスカスの西の町、マダヤにある政府の検問所で狙撃手に脚を撃たれた。その後、8月13日、必要な緊急手術を受けるため、ダマスカスの病院へ転院した。
ギーナ・アハマド・ワディさんと8歳の妹は、8月2日午前11時ごろ、母親の薬を買いに行く途中、マダヤのアブデル・マジェド検問所で、二人とも負傷した。緊急に必要な手術を受けるために病院を移ることを望んだが、当初はシリア政府軍に拒否されていた。親族によると、ギーナ・アハマド・ワディさんは狙撃手に左の腿を撃たれ、複雑骨折と神経切断の大けがを負った。妹もまた負傷していた。
シリア赤新月社(国際赤十字・赤新月社連盟)によると、8月13日の夜を徹しての移動には、母親らが付き添った。手術は成功し、回復に向かっている。
この件に関するアクションはこれで終わります。アピールを送っていただいたすべての方々にお礼申し上げます。