- 最新情報:
- 2016年4月19日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2015年11月10日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- リンテッナイン(男性)、ピョーピョーアウン(女性)
- 期限:
- 2016年5月19日
- 配信日:
- 2015年11月10日
- UA No:
- 252/2015
ビルマ(ミャンマー)で、3月の抗議活動で逮捕状が出た後、8カ月間身を隠していた学生組織活動家のリンテッナインさんが逮捕された。リンテッナインさんは良心の囚人であり、即時・無条件に釈放されなければならない。また、この抗議活動に参加した学生50人以上が現在拘禁されている。
リンテッナインさんは、知られた学生組織活動家で、全ビルマ学生連盟(ABFSU)の中央執行委員会の委員をしている。ビルマ最大の都市ヤンゴンで逮捕された。容疑は3月10日でヤンゴンであった抗議活動を呼びかけたことだった。この抗議活動は、同日未明にバゴー地域のレパダンであった学生のデモが当局に強制的に解散させたことへの抗議だった。リンテッナインさんは、逮捕状が出て身を隠していたが、最近逮捕されたことがわかった。拘束場所が不明だったが、11月4日、ヤンゴンのカマユッ郡裁判所に連行され、その後、インセイン刑務所に移送された。
彼は不法な集会への参加(刑法第143条)、すでに解散させられたことを承知でその集会に参加ないし集会を継続した罪(刑法第145条)、暴動(刑法 第147条)、国家や公共の秩序違反の扇動(刑法第505条(b))の容疑で起訴されている。彼は6年6か月の刑の判決を受ける可能性が高い。次回の法廷審問は11月5日を予定している。
リンテッナインさんの妻は、全ビルマ学生連盟の事務局長のピョーピョーアウンさんで、現在、レパダンの学生の抗議活動を組織した罪で、バゴー地域のタラワディー刑務所に現在収監されている。彼女も良心の囚人だ。
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追加情報
リンテッナインさん、ピョーピョーアウンさん、コーコーチョーさん、ナンダーシッアウンさんは全員、全ビルマ学生連盟のメンバーで、2014年の終わりから学生による抗議活動を組織していた。昨年9月30日に成立した国民教育法に抗議してきた。この法律は学問の自由を制限するとして、改正を求めていた。全国で学生のデモがあったが、バゴー地域のレパダンで止められ、3月10日に警察の武力で解散させられた。その日、100人を超す学生が逮捕された。一部は保釈金で釈放されたが、まだ50人以上が刑務所に収監されている。
現在、リンテッナインさんは、良心の囚人であるナンダーシッアウンさん、チョーコーコーさんと同じ罪状で公判中だ。
- 最新情報:
- 2016年4月19日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2015年11月10日
- 国名:
- ミャンマー(ビルマ)
- 対象者:
- ピョーピョーアウン(女性)、リンテッナイン(男性)
- 期限:
- 2016年5月19日
- 配信日:
- 2016年4月19日
- UA No:
- 252/2015
学生活動のリーダーであるピョーピョーアウンさんとリンテッナイン(別名ジェームズ、アウンタンジン)さんは、全ての起訴が棄却されたため、4月8日に釈放された。
ピョーピョーアウンさんと夫リンテッナインさんは学生活動のリーダーで、全ビルマ学生連盟(ABFSU)のメンバーだが、二人に対する起訴が全て棄却されたため、4月8日に釈放された。前日には、新政権ができる限りはやく全ての良心の囚人を釈放するために働きかけると公表していた。
全ビルマ学生連盟の事務局長のピョーピョーアウンさんは、2015年3月10日に逮捕されて以来収監されていた。逮捕の直前には、警察は、バゴー地域のレパダウンでの学生による大規模な平和的抗議活動を力で弾圧していた。学生らは、学問の自由を制限すると考えられている新しい国民教育法に反対していた。ピョーピョーアウンさんはじめ多くの参加者が、抗議活動に関連した犯罪容疑で起訴された。さらに、ピョーピョーアウンさんは後に、学生運動のリーダーとして、2014年11月から2015年3月までの間に平和的な抗議活動を無許可で主導したなど複数の容疑で起訴され、最高で13年の刑を受ける可能性があった。
夫のリンテッナインさんは、全ビルマ学生連盟の中央執行委員会のメンバーで、数ヶ月の逃亡生活ののち、2015年11月3日に逮捕された。彼も昨年3月の抗議活動に参加したとして起訴されていた。妻と同様に2014年11月から2015年3月までの間に行われた平和的な抗議活動が許可なしで行われたことについて、起訴されており、9年以上もの刑を受ける可能性があった。
ピョーピョーアウンさんとリンテッナインさんはそもそも収監されるようなことはやっていない。アムネスティは、ビルマの良心の囚人全員が釈放されるようキャンペーンを続けていく。
このアクションは終了しました。皆さまのご協力に感謝いたします。