- 最新情報:
- 2014年9月12日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2014年4月 6日 (更新情報)
- 2012年8月 7日
- 国名:
- バーレーン
- 対象者:
- アスフール,モウサウイ(いずれも女性)
- 期限:
- 2014年10月12日
- 配信日:
- 2014年4月 6日
- UA No:
- 232/2012
2人の女性活動家に対する裁判が3月29日に再開された。2人は昨年バーレーンで行われたF1グランプリに反対してサーキット内に侵入しようとして拘束された。2人は法廷で、拷問を受けたと証言した。1人は既に別件で懲役5年の判決を受けている。
ナフィサ・アル・アスフールさん (31歳)とレイハナ・アル・モウサウイさん(38歳)の裁判はバーレーンの高等刑事裁判所で昨年12月に始まり、3月25日に再開された。 昨年バーレーンで行われたF1グランプリに反対してサーキット内に侵入しようとしたため、反テロリズム法により、「爆発物の所持」と「テロの計画」の罪で裁判にかけられている。2人とも罪状を否認している。
1月12日の審理でモウサウイさんは取調べ中に拷問を受け、自白書への署名を強要されたと述べた。公訴の前に自分の取扱い方に苦情を申し立てたると、検察官に「もし有罪につながる自白書に署名をしなければ、再度尋問する」と脅されたという。裁判官は拷問の調査を命じず、一刻も早く審理を終えることを優先したことは明らかだった。
3月25日に行われた審理で弁護側証人が証言をし、裁判は4月16日に延期された。
2人は内務省特別捜査班(SIU)とオンブズマンに正式な苦情申し立てを行い、拷問と虐待を捜査するよう求めた。特別捜査班は2人に対して拷問の犠牲者として
事前の尋問を行ったようであるが、その結果はまだ公表されていない。また、拷問の訴えに関連して誰かが裁判にかけられた様子もない。
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追加情報
2013年4月、F1グランプリが近づくにつれ、抗議する人たちと治安部隊との衝突が増加した。衝突はグランプリ開催中もつづき、その結果多数の逮捕者が出た。
その後、4月24日、「拷問及び他の残虐、非人道的または品位を傷つける取扱いあるいは刑罰に関する前国連特別報告者」が予定していた訪問(今回で2度目)の受け入れをバーレーン政府は取り消した。
モウサウイさんと49人の男性が「2.14連合」に関与したとして、2013年9月30日に 最長で懲役15年の判決を受けた。モウサウイさんは、テロリスト組織「2.14連合」に所属し、活動した、として禁錮5年の判決を受けた。
アムネスティ・インターナショナルは、この裁判の公正さに重大な懸念をいだいている。この裁判は公正な裁判の国際基準からかけ離れている。
「自白」を強いるため、時には電気ショックを用いて拷問を受けたと、グループの多くの人たちが申し立てている。裁判所は拷問の真相を究明せずにその「自白」を採用している。
被告たちは令状なしに逮捕された。自宅の入り口を破壊され、力づくにより連行された者もいる。弁護人の訴えでは、依頼人へとの面会が許されていない。
裁判所は、弁護人の証人喚問を拒否した。検察側の証人数人を尋問することも認められず、被告側の反対尋問の権利をはく奪した。既に服役中の人たち、あるいは別件捜査で勾留中の人たちの中には、起訴内容を知らされずに裁判にかけられた人もいる。彼らはこの裁判で弁護士を付けることを認められていない。
- 最新情報:
- 2014年9月12日 (stop情報)
- 更新履歴:
- 2014年4月 6日 (更新情報)
- 2012年8月 7日
- 国名:
- バーレーン
- 対象者:
- ザイナブ・アル=カワジャ(女性)
- 期限:
- 2014年10月12日
- 配信日:
- 2014年9月12日
- UA No:
- 232/2012
バーレーンの活動家ザイナブ・アル=カワジャさんは2月16日、保釈された。それ以来、 裁判は何度か延期されてきた。現在のところは10月14日に開かれることになっている。
ザイナブ・アル=カワジャさんは、公共物損壊、警官侮辱、違法集会、違法デモ、反政府活動の扇動などの罪で実刑判決を受け、1年近い刑期を終えて今年2月釈放された。
ところが以前刑務官に侮辱された囚人をかばっていたことを理由に「警官侮辱」の罪に問われた。さらに、以前警察署で国王の写真を破ったことがあるとして、「公共物損壊」の容疑も加えられた。もし、表現の自由を平和的に行使しただけで拘束されるのであれば、カワジャさんは良心の囚人である。
現在、この2つの容疑で10月14日に開かれる裁判を待っている。しかし釈放後、審理は何度も延期されてきた。ザイナブ・アル=カワジャさんは、釈放翌日自分を支援してくれたアムネスティとメンバーに謝意を述べ、とても名誉なことだと語った。
また、次回の審理も延期される可能性があるため、緊急行動は必要としない。
アピール文を送っていただいたすべての方々にお礼申し上げます。今後もカワジャさんの状況を監視し、適宜アクションを呼びかけるつもりです。