ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領、ガザでの虐殺を続けるイスラエルのネタニヤフ首相等への逮 捕状を出したことで、国際刑事裁判所(ICC)への注目は日本でも高まりました。また、麻薬戦争で多くの人々 が殺害された件でフィリピンのドゥテルテ前大統領は同国内で逮捕され、ICC の本部があるハーグに移送されま した。一方、ICC を設立したローマ規程の締約国であるモンゴルはプーチン大統領が訪問したにもかかわらず彼 を逮捕せず、イスラエルを擁護する米国のトランプ大統領はICC の職員などへの制裁を可能にする大統領令に署 名するなど、ICC への逆風が続いています。
このようにICC をめぐってはさまざまな報道がありますが、ICC がどのようにして生まれ、どのような経緯をたど ってきたかについてはまだまだ知られていないかもしれません。この機会に一緒に学んでみませんか?
戦争犯罪や人道に対する犯罪が裁かれず責任者たちが免責されつづける限り、世界に平和は訪れないでしょう。 ご来場をお待ちしています。
日時
2025年6月22日(日) 13:30~15:30
会場
広島YMCA 本館 408号室
(広島市中区八丁堀7-11)
入場料
500 円(学生証または障害者手帳提示で無料)
※予約不要
講師:越智 萌 氏(立命館大学 国際関係学部・国際関係研究科 准教授)
国際刑事司法・国際法が専門。2011 年大阪大学大学院国際公共政策研究科博士前期課程修了 修士 国際公共政策))、2012 年ライデン大学 オランダ)法学修士課程修了 LL.M.)、2015 年大阪大学大学院法学研究科博士後期課程修了 博士 法学))、日本学術振興会特別研究員 SPD) 京都大学)、2019 年京都大学白眉センター特定助教、2020 年から現職。著書に「国際刑事手続法の原理―国際協働におけるプレミスの特定」 信山社、2022)、「 国際刑事手続法の体系―「プレミス理論」と一事不再理原則」 信山社、2020)。
主催
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本 ひろしまグループ
後援
広島市
お問い合わせ
TEL:090-3177-7336(野間)