「誰にでも人権はある」
当たり前のように言われるこのせりふ、果たして世界共通の認識となっているのでしょうか。
日常であまりそういったことを考える機会はありませんが、現在、日本において社会的に権利がある程度保障されているのは、公正で平等なより良い社会を求めて、先人たちが「誰にでも人権はある」と世界で声を上げてきたおかげであることは間違いありません。
植民地支配に反対するインドの塩の行進、アメリカの公民権運動、アラブの春、南アフリカの反アパルトヘイト抗議行動など、特に社会から疎外され差別されてきた人たちがあきらめずに声を上げてきたことで、人権が尊重される世界に向かって前進してきました。
しかし、現在、変化を恐れる政府などにより、世界中で声を上げる権利が制限され、人びとの要求が抑圧されています。アムネスティは、これを緊急な対応が必要な人権危機と捉え、人びとの声を守るためのグローバルキャンペーン「Protect the Protest」を推し進めています。
そこで、今回は「声を上げる」をテーマに考え、行動してもらうワークショップを行います。
最初に、アムネスティの元アジア調査員パトリック・プーンさんを講師に迎え、弾圧される世界の声とその声を守るためのアムネスティの活動についてお話しいただきます。そして、現在も声を上げ続けているLady Liberty HKのアリック・リーさんを迎え、アートを通じて香港民主化デモを支援してきた活動と声を上げ続けることの意義について語っていただきます。
その後グループに分かれ、「声を上げる」についてより深く考えるワークを行い、最後のワークショップでは一人ひとりの声が大事であることを体験していただきます。ぜひ、一緒に学び、考え、活動を体験しましょう!
<このワークショップで学べること>
・国際人権NGOが最優先項目として掲げる人権活動を学べる
・実際に声を上げて活動している活動家本人から話が聞ける
・声を上げるコミュニケーションスキル
※車いす介助や視覚・聴覚への配慮が必要な方は、お申し込みの際にその旨をお知らせください。担当者が事前に連絡し、対応いたします。
日時
2024年10月5日(土)14:00〜17:00 (開場13:40)
<プログラム(一部変更になる可能性あり)>
・世界の人権危機とアムネスティの活動紹介(パトリック・プーンさん)
・香港民主化デモをアートで支援する活動(アリック・リーさん)
・声を上げるコミュニケーション体験「Yes, and」のワークショップ(林 拓郎さん)
場所
アムネスティ・インターナショナル日本 東京事務所
(〒101-0052 東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル7F)
定員
20人
※ユース及び新規対象、定員になり次第締切
参加費
大人1,000円/学生500円
※アムネスティ日本の学生会員は無料
お申し込み
下記のフォームからお申し込みください。
※ユース枠残り5名!
https://forms.office.com/e/Dq5sLRLhj9
講師プロフィール
■ パトリック・プーン(Patrick Poon)さん
■ アリック・リー(李 伊東)さん
■ 林 拓郎(はやしたくろう)さん
主催・お問い合わせ
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
E-mail:camp@amnesty.or.jp