「埼玉でしかデートできないカップル」
みなさんはこれを聞いてどんなことを思い浮かべますか?「なんで?」「移動制限があるなんて、自分には無理」と思う人もいるかもしれません。でも、実際にそんなカップルが日本には何組も存在します。それは、日本で難民申請をしている人たちとそのパートナーの人たちです。
難民申請中の人は、日本で多くの制約を抱えながら生活をしています。しかし、彼らにも大切な家族やコミュニティ、パートナーがいて、仕事や趣味といった私たちと変わらない日常があります。
このイベントの前半では、難民申請中のクルド人男性と日本人女性のカップルをゲストにお招きし、普段は聞くことができない彼らの「恋愛事情」を語っていただきます。後半では、難民の人たちが送る「日常」と、その中に潜む「障壁」について、一緒に考えるワークショップを行います。
普段ニュースなどで描かれる「難民」ではなく、一人の「人間」としての対話やワークショップを通じて、彼らのリアルな姿・日常に触れてみませんか。
会場には、ドリンクやお菓子をご用意しています。ゆったりとした楽しい雰囲気の中、難民が直面する問題を、「自分ごと」として一緒に考えましょう。
<ゲストスピーカー>
クルド人男性Oさん:埼玉在住の25歳クルド人男性。2005年に家族と共にトルコでの迫害から逃れるために来日。日本の小学校、中学校に通い、約20年間日本で暮らしている。16歳から建設業での仕事をはじめ、現在も難民申請をしながら、解体現場の仕事で生計を立てている。
日本人女性Yさん:新潟県出身の21歳日本人女性。2020年にOさんと出会い、交際をスタート。現在は埼玉でOさんと同棲中。
<クルド人とは?>
クルド人は「国を持たない世界最大の民族」と呼ばれています。推定3,000~3,500万人いるとされ、共通の言語(クルド語)と独自性を持つ民族です。主にトルコ、イラン、イラク、シリア、アルメニアにまたがるクルディスタン山岳地帯に居住しています。クルド語での教育や民主的自治を求めるクルド人は各地で迫害を受け、その多くが難民として国外へ避難しています。日本には約2,000人のクルド人がいるとされ、その6割が埼玉県蕨市・川口市に在住しています。その地名にちなみ「ワラビスタン」とも呼ばれています。
日時
2024年3月31日(日)15:30~17:30
※イベント終了後、18:00から懇親会もあります(希望者のみ)。懇親会参加希望の方は、お申し込みフォームにお書きください。
場所
シェアスペース「スペースとプラン」
(〒333-0866 埼玉県川口市芝4-5-31/JR京浜東北線蕨駅東口より徒歩13分)
参加費
1,000円~(飲み物・お菓子込)
※当日会場にてお支払いください。カンパも大歓迎です!
対象
難民問題に興味・関心がある人。クルドの人たちのお話を聞いてみたい人。
定員
15人まで ※定員に達し次第締切
使用言語
日本語
★プレセッション(事前勉強会)も開催!
ゲストの話をより深く理解できるよう、事前勉強会を開催します。日本語教室など、普段からクルド人を支援している人を講師に招き、難民問題についての基本的な知識、および日本におけるクルド人についてお話しいただきます。アムネスティの難民問題に対する取り組みもご紹介します。プレセッションのみの参加も大歓迎です!ぜひ、お気軽にご参加ください。(プレセッション参加希望の方は、お申し込みフォームにお書きください)
- 日時:3月26日(火) 20:00~21:00
- 開催方法:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料
お申し込み ※必須
お申し込みは終了しました。
主催・お問い合わせ
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
e-mail:camp@amnesty.or.jp