今年の3月、ウガンダの議会で反同性愛法が可決、成立されたことをご存じでしょうか。大統領が署名をすれば、性的マイノリティー(LGBT)だと自身が認めただけで終身刑となる可能性があるほど、厳しい内容となっています。ウガンダでは、以前から同性愛は違法であり、多くの同性愛者が国外に逃れ、難民としての保護を求めています。(5月31日追記:ウガンダのムセベニ大統領が29日、「反LGBTQ(性的少数者)法」に署名し、同法が発効しました。)
そういったLGBTの人々への差別や迫害が厳しい国から逃れてきた、あるLGBTのウガンダ人女性が、今年の4月19日、日本で難民認定されました。短期滞在ビザで来日し、空港で難民として助けてほしいと声を上げたにも関わらず、入国管理局に収容されました。その後、難民申請を行いましたが認定されず、裁判を通じて、やっと認定を得ることができました。来日から約3年、働くことが許されていない仮放免の状態で、難民認定手続きや裁判を進めてきました。
本イベントでは、裁判を担当した弁護士と、来日直後から支援に関わってきた支援者の話を通じて、この女性が難民に厳しい日本の状況をどう乗り越え、認定を勝ち取ることができたのか、理解を深め、目指すべき難民保護のあり方ついて考える場にしたいと思います。
プログラム
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1部(20分)
解説:難民認定制度の現状と課題(赤阪むつみ/難民支援協会渉外チームマネージャー) -
2部(75分)
ウガンダ人女性 難民認定までの軌跡(中村ちとせ/弁護士、川﨑 真陽/弁護士、田中恵子/RAFIQ 難民との共生ネットワーク 共同代表) - 休憩(5分)
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3部(15分)
主催3団体からのお知らせ
登壇者プロフィール
日時
2023年6月18日(日) 13:00〜15:00
参加費
無料
開催方法
オンライン(ZOOM)
※アーカイブ視聴なし
※イベント開催の前日までにZOOMリンクを送付します。
お申し込み 締切:6/15(木)
▽ 下記のフォームからお申込みください。
https://bit.ly/event_Uganda230618
主催
NPO法人RAFIQ 難民との共生ネットワーク
NPO法人 名古屋難民支援室
認定NPO法人 難民支援協会
後援
公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本