国籍を認められず、長年、国から差別的な扱いを受けてきたミャンマー(ビルマ)のロヒンギャの人たち。ラカイン州北部に暮らす彼らは村や地域を出ることを許されないため仕事に就けず、農作業は妨害され、貧困と栄養失調に苦しんできました。学校や病院からも締め出されています。
昨年8月、ロヒンギャの武装グループが治安施設を次々と襲撃。これを機に、国軍は容赦のないロヒンギャ掃討作戦に出ました。村々を焼き払い、殺人、暴行などの残虐な行為を繰り広げたのです。
こうした事態で、ロヒンギャの8割以上に当たる70万人以上が、隣国バングラデシュに逃れざるを得ませんでした。
差別的な政策がある限り、ロヒンギャの人たちがミャンマーに戻っても悲劇が繰り返されるばかりです。
日本は、政府開発援助(ODA)を通じて、同国にさまざまな資金援助、技術援助を行ってきました。国連機関と連携して、ラカイン州での和解・和平プロセスの支援や人道支援もしています。支援国として日本政府からミャンマー政府に対して、差別的な政策の撤廃などを働きかけるよう、要請してください!
期間 | この署名は終了しました。(2018年7月12日~9月末日) |
要請先 | 日本の外務大臣 |