世界中で感染の広がる新型コロナウイルスの脅威は、過酷な環境で暮らすギリシャの難民にも迫っています。
ギリシャの島々にある難民キャンプでは、今にも崩れ落ちそうなテントや暖房もないコンテナで、定員の6倍もの人が暮らしています。過密状態の中、水やトイレ、シャワーといった衛生設備は極端に不足。病気になっても満足に治療を受けられません。
こんな環境で新型コロナウイルスの感染者が出たら......。難民の中には高齢者や持病のある人など重症化リスクの高い人たち、子どもたち、妊婦、小さい子どものいるお母さん、障がいを持った人も大勢います。
現在ギリシャ政府は難民の移動を制限しており、難民の人たちは劣悪な難民キャンプから出ることもままなりません。このままでは難民たちが次々に死に追いやられることにもなりかねないのです。
難民をギリシャ本土の安全な施設に移し、適切な衛生環境と医療が与えられるよう、ギリシャ政府に要請してください。コロナの脅威から、過酷な環境で暮らす難民の人たちを守ってください!
レスボス島やコス島といったギリシャの島々には安全な避難場所を求めて海を渡り、命からがら母国を逃れてきた多くの難民がいます。しかし支援は十分ではなく、難民キャンプの定員合計わずか6千のところに、3万7千人もの人が暮らしているのです。過密で劣悪な状態にある難民キャンプは危険と隣り合わせで、何度か火災が発生して犠牲者も出ています。
今でも厳しい環境にある難民に、さらにコロナの脅威が迫っています。ギリシャ政府はEUと協力して、難民の命を守るべきです。
期 間: | この署名は終了しました(2020年4月13日~未定) |
要請先: | キリアコス・ミツォタキス首相(ギリシャ) |