今、世界中で猛威を振るっている新型コロナウィルス感染症。早い段階で注意喚起を呼びかけた中国湖北省武漢の医師たちは、中国当局から「デマを流した」と処罰されました。そのひとり、李文亮さんは、自身が止めようとしたまさにその病気で、今年2月に命を落としました。
中国では、政府による検閲など表現の自由に対する弾圧が、感染拡大の抑え込みを妨げています。 李さんの死は、それをあらためて突き付けるものでした。
これまでに、新型コロナウィルスに関する多数のオンライン記事やソーシャルメディアの投稿が削除され、ジャーナリストや活動家は、ウイルスに関する情報をシェアしただけで、中国政府から嫌がらせを受けています。
表現の自由に対する弾圧は新型コロナウイルスとの戦いを妨げるものに他なりません。中国政府に対して今すぐに検閲をやめるよう、要請してください。
表現の自由の危機
コロナウイルスの情報に限らず、中国では政府による表現の自由や集会の自由に対する弾圧が続いています。メディアはもちろん、オンラインゲームまでもが政府によって検閲されています。民間企業に協力を要請し顔認証システムやビッグ・データなどを駆使して、人びとを監視・統制下においています。禁止されているツイッターを使用しただけで、脅迫や警告を受けたり、中には拘束されてしまったユーザーもいます。
期 間: | この署名は終了しました。(2020年3月13日~5月7日) |
要請先: | 習近平国家主席 |