Q. アムネスティ・インターナショナル日本とはどういう団体ですか?
ロンドンに国際事務局を置く、アムネスティ・インターナショナルは、確かな調査と国際基準に基づいた活動を行なう、世界最大の人権NGO団体です。一般の市民が、人権を守る活動に直接関わることで成り立っています。
50ヵ国にあるアムネスティ支部のうち、日本支部がアムネスティ日本です。アムネスティ日本は、アムネスティの国際事務局が発表するニュースリリースや報告書を日本語に訳し、日本の人びとに情報を届け、アムネスティが行うキャンペーンやアクションを日本に広める活動をしています。
Q. アムネスティ・インターナショナルは、どのようなことを行うのですか?
アムネスティは世界人権宣言にうたわれている人権が守られる社会の実現を目指して、あらゆる機関から独立し、公正に活動を行なっています。とりわけ、身体と精神の品位、良心と表現の自由、差別からの自由、これらの権利の侵害を終わらせることに尽力しています。
イベント、募金活動、メディアを通しての広報といった様々な手段を通じ、調査と行動計画に基づいて、特定の人権侵害に反対し、国際社会に人権問題への関心を持つよう訴えています。
Q. アムネスティは、どのように情報を集めているのですか?
アムネスティの調査チームは、特定の国やテーマに焦点をあてて、人権侵害の報告を調査します。事実関係をあらゆる方向から吟味し、様々な情報源や人脈からの情報によって裏づけを取っています。
アムネスティが情報を得てるのは、次のようなところからです。人権侵害の被害者、その家族、虐待からの生存者とその家族、弁護士、ジャーナリスト、大使館員、宗教者と行政の職員、人道機関や人権団体、人権擁護活動家など。
この他にも、新聞、ウェブサイト、その他の報道発信源を監視、分析しています。そして、人権侵害の状況を把握するための調査を行う代表団を、現地に送っています。
Q. アムネスティは、どのように情報が事実であると確認しているのですか?
声明や、報告書などを発表する前には、その文章は事実に沿って正確であるか、政治的に中立であるか、アムネスティの使命に合致しているかを綿密に確認しています。
明白な事実にはいたっていない疑惑を取り扱う場合、アムネスティは調査結果の中でそのことをはっきりと示し、場合によっては調査を求めます。間違っていた場合は、訂正を発表します。
この結果、世界中でアムネスティの調査は、その信頼性の高さを評価されています。政府や政府間組織、ジャーナリスト、研究者、その他の人権団体や活動団体に活用されています。
Q. アムネスティは、どのように閉鎖的な国々の情報を得ているのですか?
アムネスティがその国への正式な訪問が拒否された場合には、調査チームはその国の国外からの情報源、たとえば、報道機関のニュース、専門家、難民、大使館員、人権擁護活動家などに頼ることになります。
Q. アムネスティの活動は、成果を上げているのですか?
世界中の一人ひとりの力がひとつになることが、この世界に真の変化をもたらすというのがアムネスティの信念です。
しかし、権力者たちが、ときに人権侵害の被害者に冷たく無関心な今の世界では、絶望的に楽観的な信念なのかもしれません。それでも、1961年以来、長年、アムネスティの会員は何千人もの人権侵害の被害者のために要請の手紙を送ることで、確かな成功の記録を打ち立ててきました。
Q. アムネスティはどのように資金を得ているのですか?
アムネスティはあらゆる政府からも、政治的な思想からも、経済的利益からも、宗教からも独立しています。この独立性を守るために、アムネスティは人権侵害に対する調査や活動のために、政府や政党からの財政的援助を求めたり、受け取っていません。
アムネスティの財政は、寄付や、世界中の会員の会費が大きな頼りなのです。また、どこから寄付を受け取ってよいかということも、ガイドラインによって厳しく制限されています。
Q. アムネスティは、どの国で活動しているのですか?
少なくとも、世界の150の国と地域に、300万人を超える会員・サポーターがいます。国際事務局が50以上の支部を取り仕切り、アムネスティ日本はそのひとつとして、日本国内でキャンペーン活動を展開しています。
アムネスティは、活動を特定の国に限定していません。権利を侵害されている人びとを守る必要があれば、いつであろうと、会員に行動をよびかけます。
Q. アムネスティは、支援する対象をどうやって決めているのですか?
毎年、アムネスティは何百もの報告書を発表しています。それらの報告書は、さまざまな国の、さまざまな問題について、国際事務局の専門家による調査と分析をもとに、作成されます。
アムネスティ日本は国際事務局と協議によって、取り組む問題を選びます。それを選んだ後、資料を準備し、各地域にあるアムネスティグループや、テーマ別のチーム、会員に情報を送ります。それが、要請のはがきやメールとなって、対象国の当局やその他の機関への大きな圧力となるのです。
Q. どうしたら私も参加できますか?
アムネスティは、会員・サポーターが、積極的にその活動に参加することで成り立っています。誰しもが、アムネスティのサポーターとなって、アムネスティの活動に取り組むことができます。アクションに参加する、ボランティアとしてイベントに参加する、会員になる、寄付をする、など参加の仕方はさまざまです。ぜひ、あなたにあった参加の形を、探してみてください。
Q. 人権侵害の個別相談をしたいのですが、どうしたらよいでしょうか?
申し訳ありませんが、アムネスティ日本の事務局では、個別の人権侵害に関するご相談は承っておりません。あしからずご了承ください。
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