スーダン:宗教上の理由で死刑判決

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2014年5月24日
[国際事務局発表ニュース]
国・地域:スーダン
トピック:危機にある個人

キリスト教徒の女性が背教で絞首刑を言い渡された。(C)Amnesty International
キリスト教徒の女性が背教で絞首刑を言い渡された。(C)Amnesty International

スーダンの裁判所は5月15日、キリスト教徒の女性に対し、イスラムへの背教で絞首刑、かん通罪でむち打ちの刑を言い渡した。言語道断である。

メリアム・イエーヤ・イブラヒムさんは現在、妊娠8か月目で、1歳8カ月の息子とともに拘置されている。

キリスト教徒とされる男性と結婚したために、かん通罪と背教罪でむち打ちと死刑の判決を受けた。イスラム教に改宗をすれば死刑を免れることになっていたが、拒否していた。

かん通と背教は、犯罪ではない。これらを犯罪とすることは、紛れもなく国際人権法に違反する。

メリアムさんは、信仰と信念に基づく行動で有罪と宣告された良心の囚人である。即時かつ無条件に釈放されなければならない。思想、良心、信仰、信念の自由の権利が及ぶ範囲は広く深い。あらゆる思想、信念、信仰や信条の自由が含まれる。

アムネスティ国際ニュース
2014年5月15日

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