- 2013年8月23日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ナイジェリア
- トピック:武器貿易条約
アフリカで最初の、世界で4番目の批准国となったナイジェリア(C) UN Treaty Collection
ナイジェリアは8月13日、画期的な国際武器貿易条約を批准した。多くのアフリカ国家に批准を促す、歓迎すべき一歩である。
生命を救う武器貿易条約の署名と批准により、ナイジェリアは通常兵器の国家間貿易に厳しい制限を課す国際社会の一員となる意向を表明した。
条約に署名した83カ国中、第4番目の批准国となった同国に、条約を実施するための国内関連法をすみやかに制定し、他のアフリカ諸国が条約を批准する上で指導的な役割を果たすことを期待したい。
武器貿易条約は、通常兵器が大量殺害、人道に対する犯罪や戦争犯罪に使用される可能性がある場合に、その国への移送を禁止するものだ。
武器を用いた暴力や紛争の結果、毎年少なくとも50万人が死亡し、数百万人が難民となり、また虐待の対象となっている。
6月3日にニューヨークの国連本部で条約への署名が開始されて以来、世界中の83カ国が署名した。ナイジェリアの他に、アイスランド、ガイアナ、アンチグア・バ―ブーダが既に条約を批准している。
さらに多くの国々、特に主要な武器生産国である欧州連合の国々が、現在条約批准の手続きを進めている。条約は、50カ国の批准から90日後に発効する。
アムネスティ国際ニュース
2013年8月14日
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