- 2012年11月 6日
- [国際事務局発表ニュース]
- 国・地域:ミャンマー(ビルマ)
- トピック:先住民族/少数民族
ビルマ西部のラカイン州で、イスラム教徒のロヒンギャと仏教徒の間で衝突が激化している。最近の複数の衝突では、少なくとも112人が死亡した。関係当局は、これらの惨事がなぜ起きたのかを調査し、首謀者らを法のもとで裁かなければならない。
衝突の背景にある差別と暴力の連鎖を断ち切り、すべての人びとの生命を護るには、当局が直ちに介入するしかない。最近の悲劇はそう訴える。
去る6月には、ラカイン州で90人が殺害され、非常事態宣言が発令された。実際の死者数は90人をはるかに上回っている模様だ。
アムネスティ・インターナショナルはビルマ政府に対して、1982年国籍法を見直し、ロヒンギャの人びとの無国籍状態をなくし、長年にわたるロヒンギャへの迫害の根本問題に取り組むよう求めている。
アムネスティ日本
2012年11月5日配信
関連ニュースリリース
- 2024年8月29日 [国際事務局発表ニュース]
ミャンマー(ビルマ):国軍 激化するロヒンギャへの攻撃 2017年と類似 - 2024年4月24日 [国際事務局発表ニュース]
ミャンマー(ビルマ):国連人権理事会決議 ミャンマー軍の空爆を助長するジェット燃料輸出を規制 - 2024年1月10日 [国際事務局発表ニュース]
ミャンマー(ビルマ):国軍による戦争犯罪の捜査を - 2023年5月23日 [国際事務局発表ニュース]
ミャンマー(ビルマ):不当に収監された人全員の釈放を - 2023年4月22日 [国際事務局発表ニュース]
ミャンマー(ビルマ):空爆による大惨事 各国は航空燃料の供給停止を