- 2005年6月 3日
- 国・地域:日本
- トピック:
アムネスティ・インターナショナルのアイリーン・カーン事務総長は本日、上智大学のシンポジウム「人権・女性・紛争~アジアにおける日本を考える」で基調講演を行った。
講演には220名以上の学生や一般参加者がつめかけ、会場は立ち見が出る盛況だった。講演の中でアイリーン・カーンは、紛争下であれ平時であれ女性に対する暴力が蔓延していることを強調し、そうした女性に対する暴力は、日本の足元でも起きているということ、また一人一人が問題解決のためにできることがあると語った。
またアムネスティ議連の総会で記念講演を行い、日本が世界の中で人権分野のリーダーシップを発揮していくためには、難民制度、代用監獄、人身売買の問題改善など日本国内の人権問題を解決していく必要があると語った。また国際的には、国際刑事裁判所(ICC)の批准や武器貿易条約(ATT)の推進などで日本のイニシアチブを期待していると述べた。
夜には、死刑廃止に取り組む日本の市民グループと会合を持った。
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