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【9日間集中緊急アクション】袴田巖さんに無罪判決 検察の控訴を止めて!

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9月26日、死刑が確定していた袴田巖さんのやり直し裁判で、静岡地方裁判所は袴田さんに無罪判決を言い渡しました。逮捕されてから58年間、死刑判決が確定してから44年間経って、ようやく勝ち取った無罪でした。

判決は捜査機関による証拠のねつ造を断罪するものでした。

しかし、えん罪で長い年月にわたって苦しんできた袴田さんの真の自由は、まだ確実ではありません。検察は、この判決を不服として、2週間以内に控訴することができるのです。

この残酷な不正義を、これ以上、許してはなりません。静岡地方検察庁に対し、無罪判決への不服申し立てを行わないよう求めてください!

期 間: この署名は終了しました。(2024年9月30日~10月8日)
要請先: 静岡地方検察庁

※署名(名前のみ)はアムネスティ日本で取りまとめ、要請先に提出します。

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元プロボクサーの袴田巖さんは、1966年、働いていたみそ製造会社の専務一家4人を殺害した容疑で逮捕され、死刑判決を言い渡されました。この事件では取り調べ過程における不公正な手続きや証拠の信憑性が問題となってきました。袴田さんは弁護士の立ち会いがないまま、20日間にわたる警察の過酷な取り調べを受け「自白」しましたが、公判では、暴行や脅迫を受けて強いられたものだったと、自白を撤回しています。

しかし1980年に死刑判決が確定してしまいます。

2008年、2回目の再審請求後、裁判所の求めに応じ検察側は600以上の証拠を開示しましたが、その中にも当初の証拠の信憑性に疑念を投げかけるものがありました。2014年3月、静岡地裁は証拠ねつ造の疑いを指摘し、無罪の可能性を示唆し、これ以上の拘置は「耐え難いほど正義に反する」として再審開始と釈放を決定。袴田さんは48年ぶりに釈放されました。

ところが、これを不服とした静岡地方検察庁が即時抗告をし、2018年6月、東京高裁は地裁の再審開始決定を取り消しました。この判決に対する弁護側の特別抗告を受け、最高裁判所は、「審理が尽くされていない」として2020年12月に高裁に審理を差し戻しました。

2023年3月13日、東京高裁は、2014年の静岡地裁の再審開始決定を支持し、検察の即時抗告を棄却しました。同年10月から始まった再審では、検察は死刑を求刑し、弁護団は無罪を主張。審理は15回に及び、ついに無罪判決が下されたのです。

10月9日、袴田巖さんの無罪が確定しました!
たくさんの方のご参加、ありがとうございました!